XTC "BBC RADIO 1 LIVE IN CONCERT"

BBC Radio 1 Live

BBC Radio 1 Live

XTC のライブ盤。えー、皆さんご存知かも知れませんが XTC というバンドは82年よりライブをやっていないわけで、聞かれる度にアンディ親父は「ライブにコミュニケーションの疎通が存在すると思うか?」「レコードで作品が完成しているからライブで繰り返す必要はない」とか言ってるんですけど(Apple Vinus Volume One のときも日本の新聞記者に「君は記事書いた後に『目の前でもう一回タイプしてみて?』って言われたらどう思う?(確か朝日新聞)」「彫刻家に『目の前でもう一回彫ってみて』って言う?(確か日経新聞)」とか言ってました)、どうやら中心人物アンディ・パートリッジの「ライブ、レコーディング、ライブ、レコーディング、ライブ、レコーディングの過酷な繰り返しに(主に精神的に)耐えられなくなって入院」辺りが原因らしいわけで。
まあそんなわけなのでこれも80年12月のBBCラジオ放送用という昔の音源。
で、4th "Black Sea" までからの選曲となってるんですが、"Living through another Cuba" なんていう「どうすんだ?」というのやら、"This is pop" "Making plans for Nigel" 辺りの待ってましたなものも含まれてて楽しめます。
ライブ盤といえば "DRUMS AND WIRELESS" (ASIN:B000007656)という77年から89年までのスタジオ演奏をピックアップしたものもあるんですが、今回紹介した方のが演奏は荒め、客の声が入ってて、パンク・ニューウェーブのライブ分を求めている人はこっちの方がいいかなあといった感じです(この頃はドラムのバリー・チェンバース(ライブ活動中止が原因で脱退)がいたしね)。