Never Mind

勝手にしやがれ "SUR BLUE"
なんだか Epic とは思えないようなインディーズっぽいジャケット。買う瞬間までインディーズだと思ってました。いつの間にやら Epic に行ってたのね。
ホーン四人(サックス二人、トランペット、トロンボーン)にウッドベース、ピアノにドラムという構成で、ドラムがボーカル担当という変則バンドの 5th (インディーズより通算)。
エゾで観たときも思ったんですが、私が勝手に想像してたよりもパンク、ロック的な表現からは距離がありますな。かっちりしているというのか、ボーカルは叫ぶよりは歌い上げる、各楽器も自己主張よりは曲の構成中心といった風。「デカい音出しときゃいいだろ」というようなロック的いい加減さからの距離の置き具合が特徴となっていて(ドラムがボーカル担当ということで極端に激しいビートを入れられないというのがこの辺りの距離感の原因なんでしょうか)、バンド、曲の名付けセンスやアートワークなんかも含めて映画音楽的。その辺りが好みの分かれるところかも。
ちょっと勢いが足りないかなあという部分はあるんですが、アルバムは通しできっちり飽きずに聴かせるし、とてもいいバンドですね。