サウンドトラックたち

CAN "SOUNDTRACKS"
ジャーマンプログレの、あ、もういいですか。CAN は三枚買った(それしか置いてなかった)ので昨日聴いてなかった残りです。映画に提供した音源がまとめて収録されていることもあり、オリジナルの 2nd というよりはアウトテイクっぽい作りに。裏ジャケのメンバー写真が格好いい。
曲毎のポップ度も高めでメロディーが(部分的に)ある曲が比較的多いため聴きやすいんですが、結局通しで聴くと他の曲が短いせいもあり、14分30秒の大作 "Mother Sky" しか印象に残らないという。
ううん、この曲はいいです。狂ったようなギターで幕を開け、それを断ち切るようにドラムが数度叩かれ、その後ひたすら反復されるリズム、その中を浮遊するボーカル。
長い間奏部分明けの後、一旦ドラムが止まりボーカルが再び始まる部分ではなんだか The Doors の "Light my fire" を思い出しました。長い間奏後のボーカル再開時に時間がすっぽり抜け落ちたような感覚を味わえるのが、サイケデリックでとてもよろしいです。