「こんな薄い本一日で読めなきゃなあ」 とか思いつつ 「ビニール・ジャンキーズ」 を読み終えてません。
それにしてもやっぱり土地があるかどうかっていうのは物をコレクションするにあたってはものすごく重要ですな。レコード収集が変にスノッブな趣味と思われがち (だと私が思う) なところに 「そんな買っても置くとこねーよ」 という事情があるわけで。まあ要するに海外ではなんともない地下室だとか広い (と思わしき) 部屋の話が出るだけでなんか反発を覚えてしまうわけですが、それが海外では普通なんだから別に自慢しているわけではないと。
何が言いたいかって言えば、もっと安くて広い部屋に住めたらCD買うのになー、レコード集めるのになーというようなことです。まあ、でも、 「多くはないよ。一万枚くらい」 というレベルに達するのは土地部屋の問題ではない気がします。
部屋土地事情に対する嫉妬だとか抜きに楽しめるのは九章の 「珍品レコードのコレクター」。まりんもラジオでロボット声で歌ってる変なレコードかけて瀧から 「お前はこれをどういう気分のときに聴くわけ?」 と言われてたなあ。「いや、別に。友達に何回か聴かせて終わりかな。(「これいくらで買ったの?」と聞かれて)10ドルかなあ。(「高けえなあ」)でも普通のポップスだったらそれこそ貴重なのは100ドルとかするよ。一万円オーバー。それに比べたら1000円。全然いいじゃん」とか言ってた気が。