YELLOW MAGIC ORCHESTRA "YELLOW MAGIC ORCHESTRA" (日本盤)

某所での影響でなんか聴いてます。
YMO はこれと "BGM" "×∞MULTIPLIES"("増殖"じゃない。"Solid State Surviver" と "増殖" を掛け合わせた変なベスト盤。) くらいしか持ってないんですが、この日本盤の 1st が結構好きです。YMO じゃなくて YELLOW MAGIC ORCHESTRA といったところですか(YMOと言って想像されるようなテクノポップでピコピコしている雰囲気だけではない、というようなことです)。生のピアノが結構入ってたり、変なアナログ感があるところだとか(まあこのころだとシンセサイザーもアナログなんでしょうけど)、音に隙間があるところがいいです。
"FIRE CRACKER" でパンするシンセ、唐突に入るピアノ、「パッ」という音が印象的(シンバルの代わり?)なドラム、 "SIMOON" のくぐもった音感(渋すぎ!この曲のピアノもいいな)、"COSMIC SURFIN'" の攻撃的な音(正にコズミック・サーフ・ロック!)、"東風" の意外にもバンドっぽい音(メンバーの各担当楽器がきっちり目立つという意味で)、"中国女" のニューウェーヴィーな音(ボーカルの処理だとか、ペタペタした感じのドラムだとかが)、流れるような曲展開が美しい "BRIDGE OVER TROUBLED MUSIC"。こうやって書き出してみるとバラエティ豊かで生音(特にピアノ)が印象的というクロスオーバー?ジャズ?といった辺りの雰囲気が意外に強いわけで、退屈しないで聞けます。
YMO は CD のお値段も相当お安くなっているようなので(高校の頃は2500円したのに!)、これを機会に全部集めてみようと思います。